マイニングプールを利用したプール採掘の他にも、手元のウォレットに接続して採掘を行う方法もあります。(いわゆるソロ掘り)
プール採掘とは異なり掘り当てた場合には採掘報酬を独り占め出来ますが、運に左右されやすく得られる量が予測しづらかったりします。
マイナーのオプション設定ミス等に気が付くまでの時間も長くなりがちなのでプール採掘で十分試した後にトライすることをお勧めします。
まずはウォレットの設定ファイル sha1coin.conf を編集します。
最低限必要なのは、RPCコマンドを受け付けるサーバ機能を有効にする
server=1
と、RPCコマンドを利用する際のユーザー名とパスワードを設定する
rpcuser=foobar
rpcpassword=foobar_pass
です。
ここでは例として単純なユーザー名とパスワードを設定していますが推測されにくいものにすることをお勧めします。
マイナーをLAN内の他のPCで動作させる場合は
rpcallowip=192.168.0.*
という様に他のホストからのアクセスを明示的に許可する必要があります。
次にマイナーの設定を行います。
cpuminerの場合は
minerd.exe -a sha1coin -o 127.0.0.1:9512 -u foobar -p foobar_pass -t 2 -f qwerty
sgminerの場合は
sgminer.exe -k sha1coin -o 127.0.0.1:9512 -u foobar -p foobar_pass -I 16 -w 64 --trip qwerty
といった感じになります。
sgminerの場合は複数のプールを指定することも出来、
sgminer.exe -k sha1coin -o stratum+tcp://pool1.xau.jp:3007 -u foobar.1 -p x -o 127.0.0.1:9512 -u foobar -p foobar_pass -I 16 -w 64 --trip qwerty
といった感じにすれば、普段はプール採掘でプールサーバに繋がらない時だけソロ掘りとなります。
設定が完了すればさっそく採掘開始といきたいところですが、念のためにブロックチェーンの確認を行い
公式が認識しているブロックチェーンと大きく異なるブロックチェーンに進んでしまっていないかを確認することをお勧めします。
特に問題が無いようであればマイナーを起動してエラーを出さずに動作しているか確認します。
例の画像ではポート番号が49512となっていますがこれはテスト用に設定を変えているためで、特に設定していない場合は9512となります。
ブロックを掘り当てられるとウォレットの表示が
の様になり、このブロックに続く新たなブロックが120ブロック生成されると利用可能となります。
例の画像ではまだ後続のブロックが十分でないためにまだ利用できず、「未熟」としてカウントされています。
採掘プールでよく見かける(?)「Unconfirmed」はこの状態です。
生成したブロックの後に120ブロック以上続き十分に長いブロックチェーンとなるとウォレットの表示が
の様になり、採掘報酬として得たコインを利用できるようになります。