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グラフィックカードやCPU/APUに統合されたグラフィック機能がOpenCLに対応していればそれを利用して採掘を行うこともできます。
まずは[[Sha1coin対応sgminer:https://holo-n94.github.io/sph-sgminer/]]をダウンロードして好みの場所に展開します。
#ref(sgminer-dir.png)
といった感じになっていると思います。
「sgminer.exe」を使用することになりますが、適切なコマンドラインオプションを指定しないと期待通りの動作をしません。
毎回コマンドラインオプションを指定するのは面倒ですし、設定の変更や使い分けが行いやすいと思われるバッチファイルを作成するのが良いかと思います。
&color(#c0c0c0){設定ファイルを使う方法もありますが手作業での作成は面倒で、コマンドラインオプションを指定して起動した状態で設定を保存し、必要に応じて編集という流れになったりするので説明は省略します。};
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ここでも[[LA Sha1coin Pool:https://pool.xau.jp/sha1coin/]]でのプール採掘を例に説明します。
登録がまだの場合は[[LA Poolへの登録と設定]]等を参考にしてください。
必須のオプションは採掘アルゴリズムと利用するOpenCLカーネルを指定する「-k」オプション、プールのアドレスとポートを指定する「-o」、
プールのユーザー名とワーカー名を指定する「-u」、ワーカーに対応するパスワードを指定する「-p」ですが、
GPUに与える作業量を指定する「-I」、GPUに与える個々の作業の大きさを指定する「-w」、
そして検索するトリップを指定する「--trip」も指定しておくのが良いかと思います。
「-I」オプションで指定するintensityの値は起動後に変更することも可能ですが、毎回行うのは面倒ですし、設定しないと思うように速度が出ません。
「-w」オプションで指定するworksizeの値は指定しなくとも特に問題ないかもしれませんが、環境に合わせた値を指定した方が速度を上げやすいような感じがします。
「-w」オプションはRadeonの場合は64の倍数、GeForceの場合は32の倍数が良さそうですが、環境にもよるかと思いますので色々と試してみてください。
Intel GPUの場合は情報も少なくまだよく分かりません。
Sha1coinの最大の特徴であるトリップ検索でターゲット文字列を指定するオプションは「--trip」で、指定可能な文字列は5~12文字となっています。
ユーザー名が「foobar」、ワーカー名が「1」、ワーカーのパスワードが「x」、intensityを「16」に設定、worksizeを「64」に設定、「qwerty」で始まるトリップを検索、の場合は
> sgminer.exe -k sha1coin -o stratum+tcp://pool1.xau.jp:3007 -u foobar.1 -p x -I 16 -w 64 --trip qwerty
といった感じのコマンドラインとなり、これをバッチファイルに書き込み実行すれば
#ref(sgminer-1.png)
といった感じで採掘が始まります。初回はOpenCLランタイムによるコンパイルが必要なので多少時間がかかるかもしれません。
メイン画面で「G」のキーを押すと
#ref(sgminer-2.png)
このような画面になり、更に「I」のキーを押すと、intensityの値を入力して変更することが出来ます。
どのあたりまで設定を上げられるかは環境にもよりますし、あまり上げすぎると不安定になったり操作が困難になったりするので
安定する値が分からない内は1ずつ上げてしばらく様子を見ながら更に上げるかを判断するのが良いかと思います。
普段使用する値が決まればバッチファイル内のコマンドラインオプションを変更しておけば次回また変更する手間が省けます。
動画再生時などにintensityの値を一時的に下げて採掘を続けるといったことも出来ます。
メイン画面で「Q」キーを押すと終了します。
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